子どもを連れて行ける市内のスポットの紹介をはじめ、子育て支援施設などもご案内します。
“あたたかく、おだやかな心、がまん強く、きらきら輝く個性”。この「あおがき」の頭文字から付けられたキャッチコピーは、認定こども園あおがきが目指す子どもの姿です。驚くほどの吸収力を持つといわれる幼児期にできるだけ多くの経験をさせてあげたいと、カレーなどを作る野外クッキングでは、みんなで育てた野菜を使い、近所のスーパーへの買い出し、調理、盛り付け、実食と五感を使って体験します。
中でも、和太鼓の演奏(4・5歳)は音楽を通じての遊びでありながら、協調性を身につけられたり、道具の使い方からマナーや礼儀を知ったり、静と動の動きからバランス感覚や集中力の向上が期待できたり、さまざまな成長のきっかけにもなっています。太鼓のリズムだけでなく、地域に昔から伝わる「青垣音頭」に合わせて演奏するなど、年1回の発表会に加え、地元のお祭りで披露する事もあります。
車移動が基本となるこの辺りでは意外と歩く機会が少なく、さらに洋式トイレの普及で一般的に体軸が弱まっている傾向があります。そこで斎藤公子氏の「リズム運動」の研修を受け、1歳児から5歳児まで曲に合わせて全身を使ってリズム運動に取り組み、体軸や脳を活性化することをねらいとしています。毎朝一斉にラジオ体操を実施。いつしか「そろそろ時間だね」と子ども達が整列しだし、自主性も養われています。ほかにも芝生を裸足で歩いたり、梱包材のプチプチや綱引きの綱の上を踏みしめて足裏マッサージをしたりと、ユニークな健康法を取り入れています。
2023年3月末には第2園庭が完成。「みんなで作る」をテーマに、園児・保護者・職員・地域の方々と一緒に芝生やパンジーなどの苗植えをしました。将来的には一般開放も検討中で、新たな地域コミュニティの場としても期待しています。