スポット情報子どもを連れて行ける市内のスポットの紹介をはじめ、子育て支援施設などもご案内します。
まっすぐ伸びる廊下に、「そら・ほし・にじ・つき・ひかり・たいよう」といった自然界を表すクラス名。認定こども園あいいくの丘では、「五感で四季の移り変わりを感じ、自然と共にたくましく育つ子」を理念に、春と秋に「ムッレ教室（4・5歳）」というスウェーデン発、幼児期の自然環境教育プログラムを行っています。
「ムッレ」とは架空の森の妖精の名前。自然の中でのさまざまな体験を通じて「自然の中に出かけるのは楽しい」という事を伝えるとともに、自然の大切さ、生物の生態、自然と人間の共生など、SDGsに繋がる環境への気づかいを学ぶことができる内容にもなっています。雨が降るのも自然の事なので予定通り実施しますが、子ども達は雨具でのお出かけがとっても嬉しそう。3歳児はテントウムシの「ニッケ」が案内人となる「クニュータナ教室」で、同じように遊びの中で自然を学びます。
子どもが求めているのは情報ではなく、感覚や体験。手に取る事から理解が生まれるといいます。「かがくタイム」では、2つの鏡を違う角度に持って見比べたり、穴の空いた箱を使って空気圧で紙コップを飛ばしたり、さまざまな実験から考える力を引き出します。ネイティブの講師による英語遊びも、語学というよりは海外への興味やふれあいが目的。最初恥ずかしがっていた子も、ゲームや歌を楽しむうちに、しっかり異文化交流を体現しています。 園内には明るい光が差し込み、子どもたちの手形をスタンプした大きな木の絵や、地元の作家さんに習いながら職員達が手作りしたというステンドグラスの窓などからも、やさしく温かい空気が感じられます。
