
スポット情報子どもを連れて行ける市内のスポットの紹介をはじめ、子育て支援施設などもご案内します。

氷上町の南部に位置する「認定こども園ぬぬぎ」は、100名定員の規模の小さな園ですが、その良さを活かして距離感の近い、家庭的な園づくりに取り組んでいます。
異年齢のこどもが触れ合う機会を多く作っており、そこでは自然とお互いを受け入れ、相手を気遣う心が育まれています。

たとえばサッカー遊びをするとき、年長の園児は年下の園児に対して優しくボールを蹴り返したり、目線を合わせるように姿勢をかがめたりと、自然な気配りができるようになっています。
年下の園児たちもそれを見て、年長児の頼もしさを感じ、憧れをもつ。そしてまた、自分も年長になったときには同じように、年下を労わる心が育まれていくのでしょう。

当園が目指すこども像として、①あいさつをする子、②話を聞く子、③じっくり遊ぶ子、という三つの柱がありますが、「じっくり遊ぶ」という中には「自分で楽しみを見つけ、それを工夫をしながら、発展させて楽しむ」という意味があり、こどもたちの主体性、想像力、創作力などを刺激する環境作りを行っています。
今回は、外部から音楽療法士の先生をお招きした「音楽コンサート」にお邪魔しました。
まずは音楽に合わせて手や足を叩きながらのウォーミングアップ。体が温まってきたら民謡の合いの手を習い、童謡を歌ったりして声を出していきます。

盛り上げ上手の先生に乗せられて「音楽」を楽しみだした園児たち。体もうずうずしてきたのがわかります。
中盤ではカスタネット、トライアングル、タンバリンなどを使って、みんなで大演奏。
運動会でお馴染みの「天国と地獄」の曲に合わせて、それぞれの楽器ごとに音を鳴らしていきます。

最後はポンポンが配られ、みんなでダンシング!
まさしく全身で「音を楽しむ」イベントとなりました。

「音楽は、感性を育てる役割はもちろんですが、体を動かしたり歌ったりして、自発的に表現ができるようになる。遊ぶチカラ、楽しむチカラを刺激します。音楽を通して思いっきり笑って、楽しんで欲しいです」
音楽療法士である梅谷先生は、笑顔でそう言われました。
園内には畑もあり、畝作りから収穫までを園児たちの手で行います。
「カラスに狙われないためにカカシを作ろう」「網を被せてみよう」などの創意工夫がなされ、作物への愛着がうかがえます。農作業で泥だらけになった手を「汚い」と感じる子はほとんどいないそうです。
収穫した野菜は給食でいただくことが多く、作物の循環を日常的に学んでいます。

また、当園の大きな特徴のひとつに、小学校が隣接していることが挙げられます。
行事の一環として小学生と園児が一緒に遊んだり、先生同士で研修会を行なったりなど、頻繁に交流や連携を行なっており、こどもの育ちの連続性を確保する保育を行なっています。
積極的に異年齢のこどもと交流をすることにより、横だけではなく縦のコミュニケーションも取れるようになり、これからの時代にますます必要とされる「人間力」も育っていくことでしょう。