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スポット情報

子どもを連れて行ける市内のスポットの紹介をはじめ、子育て支援施設などもご案内します。

認定こども園いくさと

住所
丹波市氷上町石生619ー3 ≫google map
電話番号
0795-82-4380
WEBサイト
https://www.kidshikami.jp/ikusato/

生きる力を育み、子どもたちの心の故郷になる園

認定こども園いくさとがあるのは、丹波市の氷上地域でも東側の地区で、ここはかねてより「生郷(いくさと)」地区と呼ばれていました。地区名がそのまま、生きること、そして故郷を思わせるあたたかさを持っていることから、開園に当たりその名前がつけられました。そしてその名前に沿うように、認定こども園いくさとでは、子どもの生きる力を育み、心の故郷であれるようにと、工夫して教育活動が行われています。

今回覗かせていただいたのは、5歳児・ぞう組さんのわくわくタイム(好きな遊びを行う時間)の様子。セレモニーも行えるような広い遊戯室で、子どもたちがお友だちと協力し合いながら思い思いに遊ぶ姿が見られました。

この日は幼児教育・保育研修の日でもあり、多くの大人の目がありましたが、緊張する様子もなくのびのび遊ぶ子どもたち。
好きなキャラクターのアイテムを作って戦いごっこに興じたり、

手作りのおしゃれアイテムを付けかえて、ミニステージの上で得意のダンスを披露したり、

ガラス窓一面に、友達と協力しあって大きな天の川の作品を作ったりと、それぞれの活動に一生懸命な様子でした。

活動の終盤では七夕飾りを作ったチームの子どもたちが活動内容をお友達に伝え、他のチームの子どもたちが興味深そうに反応する姿も見られました。

一人ひとりの子供の個性に寄り添い、発達段階に応じた課題を設定

5歳児は、友だちとの関わりの中から競うこと、譲ること、ともに力を合わせることを学ぶ時期。協調性や応用力、適応力が身につき、次年度から始まる小学校生活へと羽ばたく準備を始めます。
今回の活動の中で、お友だちの遊びの内容を見て真似したり、褒めたり、工夫したほうがいいところをアドバイスしたり、それを受け入れてアップデートしたりと、子どもたちは好きな遊びの中から多くのことを得ているようでした。

認定こども園いくさとでは、遊びの風景の中でも、「問い」と「探求」が生まれる遊びを大切に教育活動が行われています。取材時も、船を工作した子どもたちに、2階ベランダのプールで実際に浮かべてみせる様子が見られ、子どもの知的好奇心に応える環境が整っているようでした。

また「良いところさがし」を意識して声掛けをしているからか、子どもたち同士でもお互いのいいところを伝えあう姿が見られます。
教室内で生き物(ザリガニやカタツムリなど)を飼ってその飼育環境を子どもたちの手で整えるなどの光景は、自然に囲まれた丹波市ならではです。

遊び心のある園舎と、遊びにも医療にも近い立地が魅力

園舎は2階建てで、1階には0歳~2歳児のクラス、2階には3~5歳児のクラスがあります。それぞれの階にプレイスペースがあり、2階には絵本スペースもあるなど年齢・クラスを超えて交流できる工夫があるのもうれしいポイントです。
園の立地の良さも魅力の一つで、丹波市の医療中枢である丹波医療センターにも近く、裏山の城山公園、丹波年輪の里、いそべ神社、水分れ公園など、周辺には自然に触れ合えるスポットも豊富です。散歩などを含めた園外活動も積極的に行われており、外でしっかり遊んで体作りをすることができます。また卒園児の多くが入学する丹波市立東小学校と隣接しているため交流も行いやすく、小学校生活へのスムーズな移行に繋がっています。

子どもの育ちに大切な食育についても、給食は天然の出汁の旨味を生かした薄味で作られ、地域の旬の野菜を取り入れたり、黒豆・小豆・丹波栗の「丹波三宝」を使用した献立を取り入れたりしてふるさとの味を知る教育も行っています。月齢に合わせた離乳食対応では、園で初めての食材を食べることがないようチェック体制も引かれ、離乳食以降も医師の指示に基づいたアレルギー食対応が行われているので安心です。(食育については社会福祉法人氷上町福祉会管轄全こども園の方針です)

園舎を見てみたい人は「すくすくひろば」のご利用を

このように園児に対してきめ細かい対応が行われている認定こども園いくさとですが、就園前にどんな雰囲気か見てみたいという方は、「すくすくひろば」の利用がおすすめです。室内遊び、園庭遊び、触れ合い体験や園行事の参加など、様々な機会が用意されています。利用には広場の利用登録が必要ですが、利用料金は無料なので、園を見てみたい、就園前に環境に慣れさせたいという場合にはぜひご利用ください。