子育てをしていく中で、お子さまとどう過ごしたら良いか悩んだり、ちょっとした困りごとを相談したいと思ったりすることはありませんか？ 特に入園前のお子さまは、同じ年くらいの子と関わる機会も少ないため、「これってうちの子だけ？」という悩みを抱えてしまいがち。そんなときに思い出してほしいのが「子育て学習センター」です。子育て学習センターは、在宅の乳幼児とその保護者を対象に交流を深める場として設けられています。丹波市では、市内6地域に各1館あり、今回は山南子育て学習センターの活動におじゃましました。

子育て相談・自由来館・仲間づくりに利用できる子育て学習センター

山南子育て学習センターは、山南町谷川にある山南住民センターの中にあります。山南住民センターは、丹波市役所山南支所や、丹波竜化石工房「ちーたんの館」のある山南庁舎に併設され、住民センター内には山南図書館もあるなど、子育て中に利用したい施設が集まっているのも利用しやすいポイントです。

開館時間は、火曜日～土曜日の9時から17時。イベントなどがなければ、子育て学習センターのプレイルームで自由に遊ぶことができます。プレイルームには音のなるおもちゃ、木のテーブルセットを使ったおままごと、お絵かきコーナー、絵本コーナー、乗り物コーナーの他、すべり台、ジャングルジム、トランポリンなどの遊具があり、お子さまの好みに合わせた遊びが広がります。同年代の子どもたちと一緒に遊ぶことができるので、親子ともども交流が広がり、この場でママ友に出会えたという人も少なくありません。年齢別・活動別に分かれたサークル活動の日もありますので、ぜひ覗いてみてください。

また、子育て学習センターには先輩ママでもある指導員さんが2名います。来所の際やお電話でいつでも子育てについての悩みや心配事を気軽に相談することができますので、モヤモヤとした不安は一人で抱え込まず、ぜひご利用ください。

パパママ子ども、みんなで参加できるイベントレポート

子育て学習センターでは様々なイベントも行われています。ベビーマッサージ教室や工作のできる日、おはなし会など、各月で予定が組まれていますので、各子育て学習センターのおたよりをご覧ください。今回は、12月に開催された親子ふれあい教室「パパのＸ’masクッキング」におじゃましました。

パパがクリスマスランチを調理している間、お子さまとママは絵本やクリスマスカードを作って楽しむという「パパのＸ’masクッキング」。今年はじめて開催されたこの企画には、8家族・12人の子どもたちが参加しました。

パパたちはアンパンマンカレーとクリスマスリースサラダを作ります。調理室では丹波市地域活動栄養士会「トマッピー」さんの指導で、班に分かれて調理を進めました。参加されたパパたちは元々料理を趣味にしている方も多く、調理の合間にお互いの仕事の話をするなど、パパ同士の和やかな交流の時間にもなりました。

ママと子どもたちは、元幼稚園教諭の遊びの先生・「おうちあそび•おうちしごと-まめっちょ」さんと一緒に手遊びやうたあそび、絵本を楽しんだ後、ステンドグラスのように光を通す紙を使って、色とりどりのクリスマスカードや、吊り下げて楽しいオーナメントを作りながら、クリスマスランチの完成を待ちました。思い思いに集中して作品を仕上げる子どもたち。作品づくりに夢中になりながら、楽しく過ごすことができたようです。

完成したら、みんなで楽しくランチタイム。子どもたちからはパパへの感謝の言葉も贈られ、にぎやかなひと時になりました。

身近にある子育て学習センターを利用することで、家庭ではできないようなイベントに参加できたり、家族との交流の時間、また同じくらいの子どもがいるパパ・ママ同士の交流の時間を持ったりもできます。今回は、楽しく気分転換、子育てのヒントももらえる子育て学習センターの活動についてご紹介しました。イベント参加でも、プレイルームの利用でも、お子さまと一緒に利用しやすいタイミングでぜひお越しください。開館日や各種イベントの様子は、各子育て学習センターが発行するおたよりや、丹波市のホームページでも確認することができます。